超短波療法

人間の背骨には、脳と体の各部を連結する神経が通っています。それぞれの神経は、女性/男性ホルモンの分泌・バランスを整えたり、子宮・卵巣、精巣を保護・調節し、そして、精子と卵子の受精・着床に関係しています。上の略図で黄色が神経で、生殖器へは腰や骨盤付近の背骨を中心に神経が出ています。 病院の各種検査ではこれら背骨の周辺の神経の働きの不調を調べることができないのです。

当院ではC-5000コンピュータサーモグラフィー（アメリカ：タイトロン社製）を使用して、脳から背骨の中を通って子宮や卵巣、精巣を連絡する自律神経の働きが、背骨の歪みにより乱されていないかを検査します。ですから、病院の検査で原因不明と言われた不妊でも、問題を見つけ対応することができます。 

なお、背骨の状態によっては、提携病院でレントゲンやMRIを撮影していただく場合があります。当院では、近隣の整形外科や母校の慶応義塾大学病院などと連携しています。

したがって、まずは背骨を調べ、背骨のわずかなズレにより繊細な神経を圧迫しているところを正確に探し矯正し、女性ホルモンや子宮・卵巣、男性ホルモン、精巣、体温などに関係する自律神経の働きを整えてあげることがどんなタイプの不妊にも重要なのです。 それをもっともソフトかつ正確にできるのが当院の渡部式 子宝カイロプラクティック整体なのです。

着床しても、育たないという人は、子宮の変位が強い人が多いのです。子宮は子宮円索という細かい紐様の靭帯によって骨盤について支えられていますが、弱いので骨盤が歪むと一緒に歪んでしまいます。つまり、骨盤の変位に連動して、子宮も変位します。よって骨盤の変位や固着をまず正さないと、子宮の環境が悪いので赤ちゃんが育ちにくいのです。

さらに、手足が冷えやすい女性、生理痛、生理不順に悩まされる女性、体温測定で排卵障害が疑われる女性、または、流産しやすい女性は、いずれも自律神経の働きに問題があり不妊症・不育症とも関連が深いと考えられています。そのため、当院では妊娠するまでは冷え性体質用の「超短波療法 」を渡部式子宝カイロプラクティック整体の補助として併用してまいります。

余談ですが、鶏が卵を育てるときお腹の下で大事に抱えているのはなぜでしょうか？

ひとつは大事な卵を外敵から守るためで、もうひとつは温めるためです。鳥の卵は適正な温度でないと孵化率が急激に下がってしまうのです。人間は鳥とは違いますが、基本は同じです。

母体が冷え症ですと卵子と精子が受精したとしても、受精卵が適正な温度で温めることができず、うまく育ちにくいのです。