人工授精(AIH)

 人工的に行われると思われがちですが、そうではありません。人工授精は採取した精子を子宮内に入れて、体内で自然妊娠を行います。

【人工授精について】

 人工授精=高度治療と考えている方も多くいるかもしれませんが、実際にはそこまで難しい治療ではありません。本来であればセックスによって精子を子宮内に運びますが、人工授精は精子を事前に採取して、人工的に女性の子宮内に入れるのです。
つまり、セックスをしないで自然妊娠させる治療です。採取した精子は、注入前に洗浄・濃縮されているので、より妊娠しやすくなります。
人工授精には、AIDという非配偶者間人工授精もありますが、ここでは配偶者間人工授精であるAIHのことを意味しています。
 AIDの場合、ご主人以外の精子を使うことになりますが、AIHはご主人の精子を使って行えます。たった一文字の違いですが、意味合いは大きく変わってきます。
AIDはあくまで、子供をつくるための最終手段と考えられています。

【人工授精後の生活】

 受精後、すぐに激しい運動をすることは避けてください。普段どおりの生活であれば、なんら支障はありません。また、入浴も大丈夫です。過度のストレスは禁物なので、ゆっくりと自分のペースで過ごしましょう。
 受精後は微量の出血が見られることがありますが、すぐにとまります。出血が止まらない場合や発熱、下腹部の痛みなどが続くようであればすぐに病院へ行きましょう。
 術後も、基礎体温は毎日チェックしてください。高温期が3週間以上続けば妊娠成功、続かない場合は残念ながら失敗ということになります。
失敗した場合は、医師と今後の方向性を決めます。

【人工授精の成功率】

 人工授精による成功率はけっして高いとはいえません。成功率は5~10%程度といわれていて、5、6回人工授精を受けてようやく妊娠、という人が多いようです。なかには、10回やっても妊娠しない人もいます。数回やって、成功しないからといってあきらめん倍でください。人工授精は痛みが少ない、体への負担も少ない、費用も他の治療に比べて低額と、受けやすい治療です。

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