タイミング法

妊娠は、セックスをして女性の卵子と男性の静止画受精することで成立します。しかし、卵子は排卵後24時間、精子は射精後72時間とそれぞれに寿命があり、どんなにセックスを重ねても、そのタイミングがうまく重ならない限り妊娠にいたることはありません。
そこで重要になってくるのが、女性の排卵日です。排卵日が特定できれば、その前後でセックスをし、卵子が寿命をむかえる前に精子を送り込んで受精の成功率を高めることができるのです。

自分でできるタイミング法

 排卵のタイミングをはかる方法としてもっとも一般的なのは、基礎体温表をつけることです。女性の体温は月経周期、ホルモンバランスとともに変動しており、これを毎日測ってグラフにつけることで、排卵日をある程度予測することができます。また、基礎体温表をつける方法以外にも、子宮頚管粘液をチェックする方法、市販の検査薬を利用する方法などがあります。
しかし、どの方法であっても、確実に排卵日を特定できるというわけではありません、より確実に排卵日を予測したい場合は、基礎体温表+検査薬でのチェックなど、複数の方法を組み合わせて試してみるとよいでしょう。

基礎体温を測ろう

基礎体温表をつけることは、自然妊娠への第一歩です。まずは自分の体のリズムを知りましょう。

【基礎体温を測るメリット】

 排卵後の女性の体は、黄体化した卵胞がプロゲステロン(黄体ホルモン)を分泌することにともなって、体温がわずかに上昇します。おのため、毎朝同じ時間に体温を測定し、このわずかな体温の変化を表にして記録することで、自分の月経周期や排卵日、ホルモンバランスの状態などがわかるのです。基礎体温を測って記録することは、自然妊娠を目指す夫婦にとってより確実な手段であり、また不妊治療のp最初の一歩でもあるといえます。
 基礎体温とは、体が熟睡しているときの体温のことです。それに最も近い状態で測れるよう、朝起きてすぐ、体を動かさないうちに測定しましょう。また、不規則な生活をしていると正確な数値が出ません。規則正しい生活に配慮しながら、まず3ヶ月くらい記録を続けてみると、自分の体のサイクルがつかめてきます。

【基礎体温の変動】

 月経周期から排卵までの期間を低温期といいます。エストロゲンにより体温の上昇が抑えられ、36.0~36.5度の体温が14日前後続きます。排卵直前になると体温が上昇し、排卵を境に36.3~36.7度の体温が続く高温期になります。このように基礎体温が低温期と高温期に分かれるのが、正常な状態です。

【医師の指導によるタイミング法】

 基礎体温表、子宮頚管粘液、検査薬などの方法を行って、排卵のタイミングを自分である程度予測できることは上記に記しました。しかし、もっと正確な排卵日が知りたいと思ったら、病院にいってみるとよいでしょう。
病院では、いくつかの検査を元に排卵日を特定した上で、医師がセックスのタイミングを指導してくれます。基礎体温表による自分で行うタイミング法よりも、より妊娠の可能性が増します。

【妊娠率が高まるセックスの時期】

 排卵日は月にたったの1回です。この大切なチャンスを無駄にしないためには、いつセックスをするかということが大事です。
卵子と精子の寿命から考えて、妊娠の可能性を高めるためには、排卵日を含む前後5日間のうちにセックスをするのが望ましいといわれています。なかでももっとも妊娠の成功率が高いのは排卵日前日、ついで排卵日当日といわれており、これは老化した卵子や精子の受精をふせぐためにも効果的なタイミングです。

【より元気な精子を送り出すために】

  精子が元気であればあるほど、受精の成功率は高まります。そのため排卵日前後は女性だけでなく、男性も意識して生活を見直す必要があります。不摂生をしないことはもちろん、排卵日前の禁欲、深酒や長風呂を控えるなど、より元気な精子を送り出してもらうために、男性にも協力してもらうのがベストです。

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